2009年7月25日土曜日

2009/07/04 ユニバーサルデザイン建築研究会セミナー(すまいるネット連携セミナー)の報告

*2009/07/04 ユニバーサルデザイン建築研究会セミナー(すまいるネット連携セミナー)の報告

 「誰もが安心して暮らせる社会を目指して」
  ・・・バリアフリー、ユニバーサルデザインなど、社会と意識の変化が目指すもの
                                    ―海外を含めての事例紹介・・・

 講師:大塚毅彦氏 (明石工業高等専門学校 建築学科教授)

  バリアフリーが当たり前の社会になり、更にユニバーサルデザインという言葉もかなり普及して、その実現を目指した活動が様々な分野でなされています。
 現在の置かれている状況や問題点を、クイズ形式にして参加者も一緒に課題について考える事ができました。また、インクルーシブ・デザインの考え方や、国内外のユニバーサルに係わる活動を紹介していただきました。その中で、もし自分が障害者でホテルに泊まったときにトイレなどが使いづらく困った時にどうするか、と言う問いかけに対し、クレームを言うのではなく今後同じような障害の人が困らないように、改善方法を提案する。という答えに心動かされました。これからは、建設的な意見を言えるユーザーを育てる社会となっていくことが大事であると知らされました。
 さらに、これまでのUDからさらに発展し、マイナスをゼロにするだけではなくプラスにするという「UDプラス」の考え方を提示していただきました。2時間以上にわたる長いセミナーでしたが、楽しくてとても勉強になりました。

参加者 会員12名  非会員 8名  計20名